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VPNとは、「Virtual Private Network」のことで、プライベートなインターネット通信を作り出せるシステムです。プライベートな空間なのでセキュリティに強く、インターネット制限の影響を受けにくいことも特徴です。
日本でも多くの企業が社内秘密を守るためVPNを利用しています。でも僕たち個人としてはVPNに触れる機会は少ないですよね。
そのため、アンケートによると80%もの人がVPNを知らないと答えています。
VPNとは、ハッキング防止のために開発された、通信サービスのことです。専用の通信ルートを作れるので、ハッキングもインターネット規制もくぐり抜けることができます。
この記事では、VPNについてと、そのメリットデメリットを初心者さん向けにわかりやすく解説します。
VPNとは?
VPNは、「Virtual Private Network」の略称です。その名前の通り、VPNは「プライベートネットワーク」を作ります。
インターネット上に仮想の専用トンネルを作り、特定の人のみが利用できる様にした専用ネットワークです。
VPN接続をする事で、セキュリティを大きく向上する事ができます。
VPNをひとことで言うと?
VPNとは、インターネット通信接続のセキュリティを守るために作られた通信手段のことです。
独自の通信で接続できるので、外部ハッカーの攻撃から守れたり、インターネット規制をしている中国などで規制突破をするためによく使われています。
VPNを使う目的
VPNは、下記の目的で使用されています。
- セキュリティの向上。
- 外部から会社のネットワークにアクセスする。
- 海外で日本にいる時と同じ様にWebサービスやSNSを使う。
- 日本で海外限定のWEBサービスを使う。
VPNに接続するとどうなる?
VPNに接続をすると、全てのネット通信が暗号化され、他者から盗み見をされたり、データ改ざんをされる可能性が非常に低くなります。
また、ほとんどのVPNサービスは複数の国にサーバーを設置しており、接続するサーバーを選ぶ事ができます。
VPNに接続をすると、接続したサーバーがある国のIPアドレスに変更される為、自分がいる国で接続禁止されているWebサービスやSNSに接続する事ができる様になります。
VPNはいつ使うの?
VPNを使うシーンは主に以下の3つです。
通信のセキュリティを守る
まず最初に、セキュリティが挙げられます。
日本ではあまり意識しないかもしれませんが、街中やカフェで飛んでいる無料WiFiはハッカーにとって人気のハッキングスポットです。また、会社の仕事を家出する場合も、情報漏洩のリスクがあります。
同じ通信を利用するとき、通信の中身を見ようと思えば見ることができるんです。
無料WiFiスポットではたくさんの人が同じ通信を利用するので、ハッカーはその場所を狙って情報を抜き取ります。
さらにWiFiは名前で認識されていて、いつもの無料WiFiと同じ名前のスポットがあると自動で繋がる場合もあります。
ハッカーはあえて自分でウイルスをつけたWiFiをオープンにしてこのような使用者をWiFiに誘い込み、ハッキング対象にすると言う事例もあります。
このように無料WiFiにはセキュリティ上の問題がたくさんあり、みなさんもマクドナルドで無料WiFiを利用するときに、よくわからない規約ページで「同意する」をクリックしたことがあるでしょう。
日本ではまだ安全なものの、海外の無料WiFiには場所によって危険なところもあります。
VPNはこのような無料WiFiを利用するときでも、情報を暗号化してハッカーから守ってくれるので、非常に便利です。
中国のネット規制対策に
中国に行く場合は、大部分の人がVPN利用者になります。
中国では大規模なネット規制を行なっているため、現地の通信を使うとグーグル系のサービスは使えません。
- 短期留学の場合は「VPN付きのポケットワイファイ」
- 長期留学・費用を安くしたい人は信頼できるVPN
日本から繋げない海外のサイトに
実はVPNは、日本からでも使う場合があります。
中国に興味がある方なら、「Bilibili」と言う動画サイトをご存知でしょうか。
これはだいたいのものは日本からでも見ることができますが、アプリのインストールなど一部サービスは中国本土の通信からだけに制限されています。
このような逆ネット規制(?)に対してもVPNは効果的で、中国のIPを持つVPNを使って中国の通信を日本へ持ってくることによって、日本からでもアクセスできるようになります。
中国専用の電車のレールを日本まで伸ばして敷いてくる、みたいな感覚です。
VPNの使い方は難しい?
VPNは基本的に、簡単に使用する事ができます。
以前よりVPNを導入している企業は多く、最近ではテレワークが増えているために、更にVPNの使用機会は増加傾向です。
会社のVPNを使用する際には、既に会社でVPN設定が完了しているため、すぐに使用する事ができます。
最近では、個人でVPNを使用するケースも増えてきました。
個人でVPNを使用する場合は、個人向けのVPNサービスと契約をする必要があります。
個人向けのVPNサービスと契約をすれば、個人でも簡単にVPNを使用する事ができます。
VPN接続のやり方
VPN接続をする為には、初期設定が必要です。
初期設定をしておけば、その後は簡単に便利に使用する事ができます。
VPN接続の方法は、下記の様な方法があります。
アプリをダウンロードする
多くのVPNサービスは、パソコン及びスマホ用の専用アプリを用意しています。
専用アプリをダウンロード及びインストールし、初回はVPNサービス時に登録をしたIDとパスワードの入力が必要です。
2回目以降は基本的にIDとパスワードの入力は必要無く、簡単にVPN接続をする事ができます。
デバイスでVPN設定をする
専用アプリが無い場合は、各デバイスごとに初期設定が必要です。
OSによって、初期設定方法が違います。
VPNサービスからもらった、VPNへ接続するために必要な情報(IPアドレス、ID、パスワードなど)などを入力します。
初めての方にとっては少し難しい場合もありますが、各VPNサービスが初期設定方法のマニュアルを用意しているため、マニュアルに沿って作業を行えば、問題ありません。
ルーターにVPN設定をする
各デバイスごとではなく、自宅のルーターにVPNを設定をする事もできます。
ルーターにVPN設定をする事により、自宅でWi-Fi接続時には、常にVPNに接続されます。
ルーターにVPNを設定するのは、デバイスにVPN設定をするよりも手間がかかりますが、初期設定が完了後は手間が掛からずに便利に使用できます。
VPNの正しい使い方
VPN接続をすると、接続スピードが遅くなる場合もあり、またバッテリー消費が早くなる事もあります。
その為、VPNは必要な場面では接続し、必要無い場面では接続を切っておいた方が、便利に使用できます。
ただし、セキュリティを気にされている方は、常に接続をしておいても問題はありません。
VPNが必要な場面は?
VPN接続をすると、セキュリティレベルが向上し、IPアドレスが変更されます。
その為、下記の様な場面で必要になります。
・無料Wi-Fiなどの公共のネットワークを使用する。
・機密情報を送信する。
・社外から会社のネットワークにアクセスする。
・金融取引をする。
・WebサービスやSNSにログインする。
・海外で日本にいる時と同じ様にWebサービスやSNSを使う。
・日本で海外限定のWEBサービスを使う。
中国の様に厳しくインターネットが規制されている国では、VPN接続をする事により、日本と同等のネット環境になり非常に便利です。
VPNを使う必要がない場合は?
下記の様な場面では、VPN接続をしなくても大きな問題はありません。 ・会社や自宅などの信頼できるネットワークに接続している。 ・機密情報は含まない通常のメール送信時。 ・通常のネットサーフィン。 ・自分がいる国の、WebサービスやSNSを使用する。 例えば、中国内で中国のWebサービスやSNS使用時にVPN接続をしていると、逆にスピードが非常に遅くなる場合もあります。
VPNが使えない場合の対処法
VPNに接続できない場合は、下記のいくつかの方法により改善する事があります。
- VPNを一度切って、再接続してみる。
- 接続サーバーを変更する。
- 専用アプリを一度削除し、再インストールをしてみる。
- セキュリティソフトによって遮断されている場合は、VPNを例外リストに追加する。
- IPアドレスやDNSサーバーが手動取得になっている場合は、自動取得に変更する。
- VPN設定をしているルーターに問題が無いか確認する。
それでもVPNを使用できない場合、無料Wi-Fiなどに接続している場合はセキュリティレベルが非常に低い為、注意が必要です。
VPNに関するよくある質問
VPNに関する良くある質問につきまして、下記の通りまとめました。
VPNの種類は?
VPNは下記の4種類に分けられます。
それぞれメリット・デメリットがあり、状況に応じて適した種類を選ぶことが必要です。
下記に、それぞれの種類について簡単に説明いたします。
1.インターネットVPN
既存のインターネット回線を利用する方法です。
価格が安く導入しやすく、個人でも多く使われています。
ただし、不特定多数が利用するインターネットを使う為、外部からの不正アクセスを完全に防ぐ事は難しく、他のVPNと比べるとセキュリティレベルが若干落ちます。
また、通信品質が安定しない場合があります。
2.エントリーVPN
光回線などのブロードバンド回線を利用して、閉域ネットワークに接続する方式です。
インターネットを利用する事なく閉域ネットワークに接続するため、インターネットVPNよりもセキュリティレベルは高いです。
ただし接続回線はインターネットVPN同等の品質のため、通信品質は安定しない場合があります。
3.IP-VPN
プロバイダなどの通信業者の閉域ネットワークを利用して、VPNを構築します。
セキュリティレベルが非常に高く、通信品質も安定しています。
4.広域イーサネット
IP-VPNと同じく通信業者の閉域ネットワークを利用して、VPNを構築します。
広域イーサネットは、柔軟なカスタマイズが可能ですが、複雑なネットワークの設計や設定が必要となります。
IP-VPNと同じく、セキュリティレベルが非常に高く、通信品質も安定しています。
VPNのメリット
- セキュリティレベルを大きく向上できる
- 専用線と比べて安いコストで導入ができる
- IPアドレスの変更ができ、海外のWebサービスに接続できる
詳しくは後ほど解説しますが、VPNのメリットは大きくこの2つです。
ほとんどのVPNは月額1,000円で契約することができ、価格としてはお手軽と言えますね。
無料のVPNもあるのですが、私はプライベートネットワークをどこの誰が作ったかわからない無料アプリに任せるのは怖いと感じてしまいます。
とにかく、月1,000円できちんとしたサービスを受けて安心安全なネットワークを利用できるのが、VPNのメリットです。
さらに、「海外IPはアクセス禁止」と言うサイトでもアクセスできるようになるため、海外から日本の管理サーバーへアクセスする必要がある場合は、VPNでアクセス権を獲得できます。
VPNのデメリット
- 完全に情報漏洩がゼロになるわけでは無い
- 無料サービスもありますが、基本的にはコストがかかる
- 通信速度が遅くなる場合がある
まず気をつけておくべきなのは、「自分は本当にVPNが必要なのか?」と考えてみることです。
中国へ長期留学する人やワーホリ、駐在する方などはVPN必須とも言えますが、中国へ短期旅行、短期留学する場合はVPNよりもポケットワイファイの方がおすすめです。
一方で、長期留学する人や費用を抑えたい人はVPNを選択するべきです。
中国に行く人は基本的にVPN付きの通信を行わないとネット規制の対象になってしまいますが、香港や台湾、マレーシアなどはネット規制の対象になっていません。
それらの地域に行く人はVPNなしでもグーグル系サービスを使えるので、今一度プランを見直してみましょう。
iPhoneなどのスマホでもVPNは使えるの?
多くの個人向けVPNサービスは、スマホ専用アプリを準備しており、スマホでも簡単に使用できます。
VPNをオフにするとどうなる?
VPNをオフにすると、VPNの契約前と同じ通信が使えます。
その代わりVPNをオフにして通信すると、情報漏洩やデータ改ざんのリスクが高まります。機密情報を送信したり、金融取引などを行う時には、必ずVPNをオンにする事をおすすめします。
ただしVPNをオンにしている時は、通信速度が遅くなる場合があり、またバッテリー消費が早くなるために、セキュリティ上の問題が無い状況では、VPNをオフにしても良いかもしれません。
ウイルスバスターのVPNって何?
パソコンのセキュリティソフトとして有名なウイルスバスターのスマホ版の「ウイルスバスターモバイル」には、VPNの機能が付いています。
「Web脅威対策」という名前の機能であり、Safari・Chromeなどのブラウザや、LINE・Facebookなどアプリ内のブラウザからWebサイトにアクセスする際に、サイトの安全性を判定し、不正なサイトから守ってくれます。
まとめ
この記事では、今後ビジネスシーンでもプライベートでも更に必要性が高くなっていく、VPNについて解説致しました。
セキュリティレベルを上げ、自宅から会社のネットワークに接続する事ができるVPNは、テレワークが増えている現代では必須になってきています。
VPNを使って安心で快適なVPN生活を送りましょう。
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