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- VPNプロトコルってなに?
- VPNプロトコルにはどんな種類があるの?
- おすすめのVPNプロトコルは?
この様な疑問や悩みにお答えします。
VPNを使っていると、VPNプロトコルという言葉を聞くことがあると思いますが、なんだか良く分からないですよね?
VPNプロトコルは、VPN接続には必須なものであり、いくつかの種類があるのです。
VPNプロトコルを知ることで、VPNについて詳しくわかる様になりますよ。
この記事では、VPNプロトコルの概要、VPNプロトコルの種類、おすすめのVPNプロトコルについて解説します。
VPNプロトコルとは?
VPNプロトコルとは、VPN接続をして通信をする際の方法や手順を定めた通信規格のことです。
プロトコルとは「約束事、手順」という意味を持っています。
VPNプロトコルの概要
VPNプロトコルとは、VPN接続をしている機器同士がデータ通信をする際の方法や手順です。
この決められた方法や手順(プロトコル)に従わないと、VPN通信ができないので、VPNプロトコルは非常に重要です。
また、VPN接続をする機器(ルーターやゲートウェイ)は、全て同じVPNプロトコルに揃えないと通信ができません。
プロトコルはVPNの安全性や通信において重要
VPNプロトコルは、VPN通信をする際の方法や手順を定めた通信規格ですが、VPNを構築する方法にも関係しています。
VPN通信の仕組みは、「トンネリング」「カプセル化」「認証」「暗号化」です。
- トンネリング:仮想的な閉鎖的ネットワークを作ること。
- カプセル化:データを別のプロトコルでカプセルの様に覆い隠すこと。
- 認証:トンネル内部への不正アクセスを防ぐ認証システム。
- 暗号化:認証が突破されても解読できないようにする暗号化。
VPNプロトコルは、これら4つの仕組みを実現することです。
つまり、VPNプロトコルはVPN接続をするために必要不可欠。
ただし、VPNプロトコルにはいくつかの種類があり、「トンネリング」と「カプセル化」のみ可能なものや、加えて「認証」と「暗号化」まで可能なものなど様々なVPNプロトコルがあるのです。
この様に、プロトコルはVPNの安全性や通信においても非常に重要なのです。
VPNプロトコルの種類
VPNプロトコルの種類を見ていきましょう。
代表的な6つのVPNプロトコルを紹介します。
OpenVPN
OpenVPNは比較的新しくて評判が高く、多くのプロバイダに利用されています。
セキュリティが高くて速度が速く、中国などのファイアウォールも通過可能です。
最大の特徴はオープンソースで開発されているという点。
オープンソースとは、プログラムの著作権の一部を放棄してソースコード(設計情報)を無償で公開し、誰でも自由に新しい機能や修正に貢献することを想定して作成されているソフトウェアです。
他のプロトコルとは違ってOpenVPNはオープンソースであり、常に精査・更新されているため、安全性が確保されていると言えます。
ただし、場合によってはサードパーティのアプリが必要になります。
例えばiPhoneやiPadではAppleの都合で、VPNプロバイダが提供しているデフォルトのアプリでは使えないので、「OpenVPN Connect」などのサードパーティのアプリを使う必要があるのです。
ExpressVPNなど一部のVPNのみ、デフォルトのアプリでOpenVPNを使うことができます。
IKEv2
IKEv2は後述のIPsecをベースに、Ciscoとマイクロソフトによって開発されたVPNプロトコルです。
IKEv2/IPsecとも呼ばれますが、IKEv2はIPSec無しでは実装されないので、一般的にはIKEv2と呼ばれています。
セキュリティが高くて速度が速く、OpenVPNよりも軽量で安定性があります。
また、通信信号を自動的に追従する機能があり、通信環境が変わってもVPN接続をスムーズに維持できます。
ただし、サポートされている端末が若干少なく、ルーターやプロバイダーによっては使用できない場合もあります。
中国などのファイアウォールにブロックされる可能性があることも、デメリットと言えます。
IPsec
IPsecとは「Internet Protocol security」の略で、通信を安全に行うためのプロトコルです。
暗号化や認証などの機能を備えています。
IPsecは、トンネルモードとトランスポートモードという2つのモードがあります。
トランスポートモードは、パケットのデータ部分のみを暗号化します、主にホスト間(末端のデバイス同士)の通信に用いられます。
トンネルモードは、IPヘッダを含めたパケット全体を丸ごと暗号化し、主にルータ間の通信に用いられます。
IPsecはセキュリティの基盤となるプロトコルであり、IKEv2、SSTP、L2TPなどのVPNプロトコルと併用することで、より強固なセキュリティを実現できます。
L2TP
L2TPとは「Layer 2 Tunneling Protocol」の略で、マイクロソフトによって開発されたPPTPの進化版のプロトコルです。
L2TPには暗号化の機能がないため、IPsecと併用することで、L2TPがトンネリングを、IPsecが暗号化をしてVPN接続ができます。
L2TP には暗号化機能がありませんが、IPsec と併用することで、暗号化を実現することが出来ます。
ただしIKEv2と同じく、中国などのファイアウォールにブロックされる可能性があるというデメリットがあります。
SSTP
SSTPとは「Secure Socket Tunneling Protocol」の略です。
マイクロソフトによって開発され、WindowsVistaで初めて導入されました。
SSTPはSSL/TLSの暗号化機能を使って、安全性を保証しています。
高い安全性が特徴ですが、使用できる端末はWindows中心であり、互換性が低いことがデメリットです。
PPTP
PPTPは「Point to Point Tunneling Protocol」の略で、最も古いプロトコルのひとつです。
多くの端末に対応しており速度が速いのですが、安全性が低く、最近ではあまり使われなくなりました。
VPNプロトコルでおすすめは「OpenVPN」
VPNプロトコルでおすすめは「OpenVPN」です。
迷った場合は、「OpenVPN」を選択すれば間違いありませんよ。
OpenVPNの特徴・メリットやデメリット
OpenVPNの特徴・メリットやデメリットをおさらいしていきましょう。
メリット
- セキュリティが高い。
- 通信速度が速い。
- 中国などのファイアウォールを通過できる。
- オープンソースであり常に精査・更新されているため、安全性が確保されている。
デメリット
- 場合によってはサードパーティのアプリが必要になる。
セキュリティと速度は、全てのプロトコルの中で最高レベルです。
多くのメリットがあり、唯一のデメリットは場合によってはサードパーティのアプリが必要になるということだけです。
OpenVPNが利用できないときは「IKEv2」か「L2TP」がおすすめ
OpenVPNが利用できないときは、「IKEv2」か「L2TP」がおすすめです。
安全性が高く通信速度が速い「IKEv2」か、速度は若干遅くても安全性の高い「L2TP」を選ぶと良いでしょう。
ただし、どちらも中国などのファイアウォールにブロックされる可能性があるというデメリットがあります。
まとめ
この記事ではVPNプロトコルについて、以下の内容を解説しました。
- VPNプロトコルとは?
- VPNプロトコルの種類
- VPNプロトコルでおすすめは「OpenVPN」
VPNプロトコルとはデータ送信をする際の方法や手段のことであり、VPN接続には必須です。
VPNプロトコルにはいくつかの種類がありますが、「OpenVPN」がおすすめ。
セキュリティが高く、通信速度が速く、中国などとファイアウォールも通過できますよ。
VPNプロトコルを選ぶ場合は、ぜひ「OpenVPN」を選択してみてくださいね。
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