- Gmailが中国で使えない理由は?
- Gmailは中国で使えないけど、代わりに使えるEメールアドレスは?
- Gmailを中国で使う方法は?
中国でGoogleが使えないのは有名な話ですが、日本人がお仕事でよく使うGmailが使えないのは困る人も多いのではないでしょうか。
解決策としては、中国でも使えるおすすめのVPNを利用するのが一番おすすめです。
この記事では、中国でGmailが使えない実情と、その対策について紹介します。
中国でgmailが使えない理由
中国ではインターネットが厳しく規制されているため、日本を含む海外のWebサービスやSNSへのアクセスが制限されています。
Googleも、中国で使えないWebサービスの一つです。
Googleは2006年より中国でのサービスを開始しましたが、2009年12月〜2010年1月に中国政府に批判的な活動家のGmailのアカウントに対して、中国国内からサイバー攻撃があったことから、2010年3月に中国の検索サービスから撤退しました。
今では、中国でGoogle検索および、その他Google関連のサービスを使用する事はできなくなっており、Gmailも使うことができません。
Gmail以外で中国で使えるメールアドレスは?
Gmailは中国で使うことができませんが、中国で使えるEメールアドレスはいくつかあります。
中国で使えるEメールアドレスを、下記の通り紹介します。
Outlookメール
Outlookメールとは、マイクロソフトが提供しているフリーのEメールアドレスです。
現在Outlookメールでは、「outlook.jp」「outlook.com」「hotmail.com」の3種類の中から選べるようになっています。
以前は「hotmail.co.jp」や「msn.com」などのアドレスもあり、引き続き使用できます。
マイクロソフト系のWebサービスは全般的に中国で使用できる物が多く、Outlookメールも問題なく中国で使用できます。
Yahoo!メール
Yahoo!メールはその名の通り、Yahoo!が提供しているフリーのEメールアドレスです。
元々は「yahoo.co.jp」の1種類のアドレスのみでしたが、2022年3月1日より「ymail.ne.jp」のアドレスの提供も開始しました。
Yahoo!検索は中国では規制されていて使うことができませんが、Yahoo!メールは使うことができます。
中国のEメールアドレス
海外や日本のEメールアドレスではなく、中国のEメールアドレスを作成するのも一つの方法です。
中国で使われているフリーメールでは、qqメールと、163網易メールが有名です。
qqメールは、WeChatのサービスを展開している、テンセントが提供しているフリーメールです。「qq.com」というアドレスになります。
163網易メールは、網易という大手IT企業が提供しているフリーメールです。「163.com」というアドレスになります。
どちらのサービスでも大きな違いはないため、ホームページを見て気に入った方のアドレスを取得するというかたちで、問題ないと思います。
中国でgmailを使う方法
Gmailを中国で使うためには、いくつかの方法があります。
中国に在住しているか、または出張や旅行で中国に行くかで状況が違いますが、下記に代表的な方法を紹介します。
VPN接続
中国在住者がGmailを使用する際に最も良く使われる方法は、VPN接続です。
VPNに接続をすれば、中国からでもGmailなどのGoogleのサービスをはじめとして、海外のWebサービスやSNSを自由に使うことができます。
VPNサービスは多くありますが、ExpressVPNは中国からでもつながるおすすめのVPNサービスです。
日本のSIMカードでローミングを使用する
日本のSIMカードでローミングを使用することで、Gmailを使うことができます。
通常ローミングはOFFになっていますが、ONにすることで日本の通信会社経由でネット接続ができます。
日本の通信会社経由なので、中国のネット検閲にも引っ掛からずに、Googleサービスの使用ができます。
日本のSIMカードで海外からローミングをすると、非常に高い料金がかかってしまうため、送受信時のみローミングをONにし、通常はローミングをOFFにするなど工夫が必要です。
中国で使えるEメールアドレスへ転送
出張中や旅行などで一時的に中国でGmailが使用ができなくなる時は、Gmailから他の中国で使えるEメールアドレスに自動転送することにより、メールの確認をすることができます。
Gmailに届いたメールは別のメールアドレスに自動転送が可能ですが、日本にいる間に自動転送の設定をしておく必要があります。
複数個メールアドレス宛に自動転送をしたり、特定のメールアドレスからのメールを自動転送できます。
iPhoneやAndroidなどのスマホの場合、アプリから自動転送の設定はできないため、Web版のGmailで設定を行う必要があります。
自動転送をする場合、返信をする場合は転送先のアドレスからになってしまうので、注意が必要です。
出張や旅行などの短期在住の場合は自動転送も良いのですが、長期で中国に在住する方にはおすすめできません。
まとめ
この記事では、Gmailが中国で使えない理由、中国で使えるメールアドレス、Gmailを中国で使う方法を紹介しました。
GmailをはじめGoogleサービスは中国で禁止されていて通常は使えませんが、いくつかの方法で使うことは可能です。
その中でも一番おすすめの方法が、VPN接続です。
VPN接続をすればGmailなどのGoogleサービスを使えるだけでなく、その他の海外のWEBサービスやSNSも自由に使え、セキュリティレベルも上がります。
Express VPNは、中国でも問題なくつながり、通信速度が業界トップレベルの、非常におすすめのVPNです。