毎月更新!VPN45社を本気で比較してみた!今使うべき最強のVPNは…を読む

【2024年】中国でVPNは違法?規制の背景と日本人の利用がほぼ安全な理由

この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

VPNは中国では必須です。制限無く海外のWebサイトやWebサービスにアクセスをするために必要なものです。

そんなVPNを中国で使用していて、下記の様な心配をされたり、疑問をお持ちでは無いでしょうか?

  • VPNを使用しているけど、違法ではないのか?
  • 違法なVPNを使用していて、摘発される恐れは?
  • そもそも、なぜ中国では厳しくインターネットが規制されているの?

中国はVPNの使用が規制されている?

中国ではインターネットが厳しく規制されており、日本を含む海外のWebサイトやWebサービスへのアクセスが制限されています。

そんなアクセス制限を回避できるのがVPNです。

VPNを使用すれば、ほとんどの海外のWebサイトやWebサービスを使用する事ができます。

中国でのVPNの規制について

中国では法律でVPNが規制されており、中国国内でVPNの使用が発覚すると逮捕されても文句は言えません。セカイVPNなど中国国内から新規契約できるVPNはありますが、できれば日本にいる間に契約などの手続きは済ませておくのがおすすめです。また中国は政治的イベントなどたびにVPNをブロックする動きを強めるため、中国のVPN規制にうまく対抗できるVPNサービスを選ぶ必要があります。

中国でVPNが規制されている根拠

1996年に発表された「中华人民共和国计算机信息网络国际联网管理暂行规定」という、コンピューターネットワークの管理暫定規程の中の第六条と第十四条に、下記内容が記載されています。

  • コンピューター情報ネットワークは、政府に認可されたものを使う事
  • 独自のネットワークを作ったり使用する事はできない
  • 違反をした者は15,000元以下の罰金に処す

1996年に発表された規定のため、VPNという単語は使われていませんが、この規定がVPNが違法とされている根拠になります。

また、2017年にはサイバーセキュリティ法が施行され、VPNのさらなる規制強化がされています。

これに伴い、特に無料のVPNがブロックされて使用できなくなったというケースも出てきています。

中国で違法なVPNを使うと摘発される?

中国でVPNを使う事は違法ですが、VPNを使用した事で摘発される様なことはあるのでしょうか?

結論としては、違法ではありますが、個人で使用している分には、摘発される可能性はほとんどありません。

ネットで調べてみたところ、実際に中国人の方が数千元の罰金を支払わらせたとう実例はある様ですが、外国人が摘発されたという実例は今のところ無い様です。

しかしながら、VPNを使用した海外サイトのスクリーンショットを中国のSNSで拡散したり、海外のSNSに中国政府の批判などを書き込むなどの行為は、摘発されるリスクが高い為に、絶対に避けましょう。

中国でインターネットの規制が厳しい理由

前述した通り、中国では海外のWebサイトやWebサービスへのアクセスが規制されています。

具体的には、LINE、Googleサービス全般(YouTubeも含む)、Yahoo検索、Facebook、Instagram、Twitterなどへアクセスをする事ができません。

なぜ中国では、そこまでインターネットの規制が厳しいのでしょうか?

反政府活動や政府批判の抑制のため

海外のWebサイトには、中国政府に批判的な事を書いている記事も多くあります。

そういった記事を、中国で自由に閲覧される事は、中国政府にとって都合が良くありません。

また、特に強く規制をされているのが、海外のSNSです。

上記に記載をしたとおり、中国ではほぼ全ての海外のSNSの使用ができません。

現在のデモや暴動のきっかけは、SNSから始まる事が多く、海外のSNSを規制してその様なデモや暴動などを未然に防ぎたいという、政府の意図がみられます。

中国のSNSであれば、反政府的な内容が投稿された場合は、すぐに削除する事が可能です。

政府に都合の悪い内容を検索させないため

Google検索やYahoo検索が使えない為、中国では中国の検索サイトの百度が多く使われます。

中国の検索サイトであるため、中国政府に都合の悪い内容は検索できません。

政府の都合の悪い内容の検索をできなくして、国民が反政府的な思想を持たない様にしています。

中国のインターネット関連企業の保護・育成

インターネット関連企業は、今も昔もGAFA+Mをはじめとして、アメリカ企業が世界の最先端となっています。

そんなアメリカ企業に、世界最大のマーケットである中国で自由に競争をさせていた場合、アメリカ企業よりもだいぶ遅れをとっていた中国企業に勝ち目はありませんでした。

アメリカ企業をはじめとする海外企業をマーケットから締め出した事で、中国にも多くのインターネット関連企業が生まれて、大きく成長をしました。

特に規模も大きく有名なのが、BATHと呼ばれる下記の4社になります。

Baidu(百度/バイドゥ)

中国版Google。中国での検索最大手のサイト。

世界でも検索シェア2位となっています。

Alibaba(阿里巴巴/アリババ)

中国版Amazon。中国でのECサイトの最大手です。

クラウドサービスは、AmazonとMicrosoftに続いて世界3位のシェアを持っています。

Tencent(腾讯/テンセント)

中国版Facebook。中国版LINEとも呼ばている、WeChatの運営をしています。

ゲーム事業も強く、世界シェア1位2位を争っています。

Huawei(华为/ファーウェイ)

中国版Apple。スマホや基地局を製造しているメーカーです。

元世界2位、中国1位のスマホメーカーでしたが、アメリカからの半導体の制裁を受け、シェアを急激に落としています。

中国でのVPN規制に関してよくある質問

中国でのVPN規制に関してよくある質問をまとめました。

2022年12月の大規模デモによるVPN規制の結果は?
現在はほぼ正常に回復しています。民衆の意見によって中国の封鎖体制も少し弱まり、VPNの規制も通常まで引き下げられています。
日本から中国へ無料でVPN接続できますか?
中国サーバーへ接続するためのアプリがいくつか存在します。どれも簡単に使える物なので、ぜひ試してみてください。
中国はネット規制が厳しいらしいけど、日本から中国のサーバーにVPN接続するのは犯罪なの?
VPN接続自体は違法ではありません。ただし、中国政府が認定したVPNでネット接続をしなければ、規制の対象になる可能性が十分にあります。

まとめ

今回は、中国でのインターネット及びVPNの規制についてまとめました。

改めて内容を要約します。

  • 中国ではVPNは規制されている。
  • VPNが規制はされており違法ではあるが、特に外国人が摘発される恐れはほとんど無い。
  • 中国では、反政府的な活動の抑制及び、自国のインターネット関連企業保護のために、インターネットが厳しく規制されている。

ぜひ安心してVPNをつかってくださいね。

無料体験中はお金は一切かかりません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA